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小児から成人までのリウマチ・膠原病・アレルギー性疾患を網羅しております。

〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1

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当科の紹介

当科の紹介

当科の将来の展望

本学は長年にわたりリウマチ学の進歩とその医療に大きく貢献し、診療においても全国でも有数の患者数を擁する医療機関となっています。今後も引き続き院内外の先生方とともに、本学の発展を通して、リウマチ・膠原病およびアレルギー疾患の臨床、教育、研究に貢献できるよう以下の展望を有しています。

 

臨床においては、疾患を中心とした専門性とともにライフステージに合わせた診療を提供できるよう他科や地域との連携を密にしながら、最善の治療を小児期から高齢者まで生涯にわたってシームレスに提供できるよう努めていく所存です。アレルギー疾患に関しても、食物アレルギーや薬物アレルギー、食事依存性運動誘発性アナフィラキシーなどの診療を地域で中心的に担える体制を整えています。

 

研究においては、当院が有数の診療拠点であることを活かし、本学ならではの患者さんに還元できる研究を行います。臨床研究ではこれまで膠原病難治性病態に関わる多くの研究業績をあげてきました。基礎研究においても自己免疫に関わる重要な発見を重ねてきました。免疫分野は今もなお基礎的な知見の蓄積が進んでおり、今後も病気の理解とともに新たな治療が生み出される可能性が高い分野です。また近年のがん免疫療法の成功のように、リウマチ・膠原病およびアレルギー疾患の研究も含め免疫研究は、自己免疫やがん免疫、感染免疫、移植免疫など同時に多くの免疫領域の進歩に貢献する可能性を有しています。今後もこれらの研究を進め世界をリードするとともに、新たに小児期や移行期、高齢期における免疫疾患のマネージメントに関わる研究も進めていきます。

 

当科の医員においては、したいこと、できること、社会への貢献力が大きく育ち、科や基礎臨床を問わない多様な視点、バランス感覚にすぐれた広い視野、患者さんの立場からでも考えることができる視座をもちながら臨床や研究に携わることができるよう環境づくりを進めていきます。

 

聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科 川畑仁人

 

 

臨床

 

臨床

 

  • 生涯治療センターを有しており、小児科や整形外科との連携が密であり、小児から成人までのリウマチ・膠原病・アレルギー性疾患を網羅しております。
  • 小児リウマチ性疾患専門医とともに診療にあたっている他、母性外来などの妊娠から周産期までを専門に診療する部門を有し、ライフステージや病状に沿った、生涯を通じた治療へのニーズに応えられるよう診療体制を整えています。
  • 迅速な診断とスタンダードな治療はもちろんのこと、最先端の治療薬の使用経験も豊富です。また新薬の治験も行っており、難しい病態に対しても適切な治療の選択肢を提供できます。
  • 他科・他業種との連携を重視し、臓器特異的な診療ではなく、全人的な医療を実践しています。
  • 2019年度の入院患者様の総数は435名(短期入院や同一患者様の入院を除く)、外来患者総数は28,000人以上となっています。
  • 外来では登録リウマチケア看護師を中心に、リウマチ登録医と連携した安全・安心の医療を提供しています。

 

 

研究

 

研究

 

  • 外来・入院での豊富な症例数を活かして、患者様から頂戴した検体を使用する研究を中心に、様々な基礎・臨床研究を行っています。マウスなどを使用した基礎医学と臨床医学の橋渡しになる研究も行っています。
  • 当科は難病治療研究センターに併設されており、基本的な基礎研究から、応用的な先進的な研究までの様々なニーズに応える環境が整っています。
  • 現在進行中の研究は以下の通りです。

 

 

現在進行中の研究

• 関節リウマチ:リンパ球解析に基づく病態解明、高齢関節リウマチ治療最適化のための臨床研究、腫瘍や腎機能障害合併例の治療に関わる臨床研究
• 全身性エリテマトーデス:リンパ球解析に基づく病態解明、免疫抑制療法マネージメントのための臨床研究
• ANCA関連血管炎:病因・病態解明のための臨床研究およびゲノミクス・プロテオミクスを応用した病態解析
• 成人発症スチル病・若年性特発性関節炎;病態を反映したバイオマーカーの樹立
• 皮膚筋炎:間質性肺炎治療の最適化のための臨床研究、病態を反映したバイオマーカーの樹立
• 免疫チェックポイント阻害療法における免疫関連有害事象の病態解明
• T細胞の分化および機能に対するJAK阻害薬の重要性の検討

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