メインビジュアルお知らせ

小児から成人までのリウマチ・膠原病・アレルギー性疾患を網羅しております。

〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1

お問い合わせ044-977-8111

インスタグラム
Facebook
MENU

news

お知らせの記事

論文掲載のお知らせ(永渕先生・鈴木豪先生 筆頭著者)

お知らせ

当科スタッフの永渕裕子先生、ならびに鈴木豪先生がそれぞれ筆頭著者を務める原著論文が、国際的な学術誌に相次いで掲載されましたのでご報告いたします。

それぞれの研究概要は以下の通りです。

■ 論文1:関節リウマチにおける顎骨壊死のリスク因子解析

当科の永渕裕子先生が筆頭著者として取り組んだ、関節リウマチ(RA)患者における骨粗鬆症、関節破壊、歯科感染症の相乗効果による顎骨壊死(ONJ)のリスクに関する臨床研究です[source: 1]。

  • 掲載誌: Clinical Rheumatology(2026年4月15日 オンライン公表)
  • 論文タイトル: Clinical analysis of osteonecrosis of the jaw in patients with rheumatoid arthritis: risk factors and oral health implications
  • 著者: Hiroko Nagafuchi, Takayasu Ando, Yutaka Goto, Kimito Kawahata
  • 論文の概要(要約): 関節リウマチ(RA)患者における重篤な合併症である顎骨壊死(ONJ)のリスク因子を解明するため、当科で医科歯科連携医療を受けた患者を対象にレトロスペクティブな比較解析を行いました。多変量解析の結果、骨粗鬆症(OR 7.82)、歯科感染症(OR 2.25)、およびRAの進行期(Steinbrocker Stage Ⅲ-Ⅳ、OR 4.10)が、ONJ発症の独立した強力なリスク因子であることが確認されました[source: 1]。RAの疾患重症度に基づき高リスク患者を早期に抽出し、医科歯科の緊密な連携のもとで歯科感染症の管理や骨吸収阻害薬の適正管理を行うことの重要性を提示しています[。
  • リンク:

■ 論文2:抗合成酵素症候群(ASyS)における抗ARS抗体の経時的動態解析

当科の鈴木豪先生が筆頭著者として取り組んだ、単一臓器病変(IOI)と多臓器病変(MOI)を呈する抗合成酵素症候群(ASyS)患者における、縦断的な抗ARS抗体価の推移と臨床経過との関連性を検討した臨床研究です。

  • 掲載誌: ACR Open Rheumatology(2026年6月発刊)
  • 論文タイトル: An Exploratory Analysis of Antibody Dynamics in Isolated Organ Involvement of Antisynthetase Syndrome: A Single-Center Experience
  • 著者: Takeshi Suzuki, Misa Yamaji, Hiroaki Harada, Kimito Kawahata
  • 論文の概要(要約): 抗合成酵素症候群(ASyS)において、単一の臓器のみに病変が留まる単一臓器病変(IOI)群と、複数の臓器に跨る多臓器病変(MOI)群の抗ARS抗体の長期的動態を線形混合効果モデル等を用いて比較解析しました。IOI群はMOI群と比較してベースラインの抗体価が有意に低く、治療開始後に一貫して迅速な抗体価の低下を示し、累積抗体負荷量(AUC)も有意に低いことが明らかとなりました。また、IOI群における抗体価の低下は血清KL-6値の改善や画像所見の好転と強く相関しており、抗体動態の継続的なモニタリングが治療反応性や臨床経過を評価する上で有用な指標となり得る可能性を示唆しています。
  • リンク:

当科では今後も、日常臨床から生じる疑問を最先端の学術的エビデンスへと昇華させ、国内外のリウマチ・膠原病学の発展、ならびに患者様への最適な医療の提供に貢献してまいる所存です。

2026年6月吉日 聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科

Web予約
入局・研修案内